講義2 「暗黒が支配する宇宙」 杉山 直 先生 |
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講義ノートの前文より 1.光の宇宙 光を用いた観測は、長い間、天体観測の唯一の手段でした。 2.階層的な構造 最新の観測結果が明らかにする光の宇宙は、恒星・惑星系という小さなスケールから、銀河、銀河団、宇宙大規模構造という大きなスケールまで、階層的に連なる構造の存在でした。 3.暗黒の宇宙 目に見えない宇宙が暗黒の宇宙です。しかし、単に暗すぎてみえなかったり、可視光以外の電磁波で輝いている天体も多くあります。電波やX線などで見ると、可視光とは全く異なった宇宙が姿を表すのです。 4.暗黒が支配する宇宙 宇宙にはその正体がわかっていない真の黒幕、暗黒成分が存在しています。宇宙の物質を支配しているダークマター、宇宙全体の膨張を支配しているダークエネルギーです。講義の最後には、この2つの成分がどのようにして観測的み見つかったのか、そしてその果たす役割について解説します。 生徒たちは、真剣に話を聞き、ノートをとっていました。 |
講義3 「光ファイバ通信と インターネット」 末松 安晴 先生 浅田 雅洋 先生 渡辺 正裕 先生 |
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講義ノートの前文より 1 はじめに インターネットの登録者数は2018年度に世界人口の52%にあたる39億人に達したが、この発展は光通信の進歩なしには達せられなかったであろう。 2 電気を用いる通信 光通信の前までの通信技術がモールス信号や真空管を用いた電気通信である。 3 光ファイバ通信 @電気情報を載せる光を出すのがレーザと呼ばれる光源である。 A光ファイバ 透明なガラスでつくられた光ファイバは100kmの遠くにまで、情報を載せた光を導く事の出来る線路で、1980年頃に開拓された。 4 インターネット 1960年代初めから米国で構想されたインターネットは、パケット通信という分散型の新しい通信方式を採用し、1983年頃に民間に譲渡されて利用が進み、世界に広まった。 現在は、世界人口の過半数が利用するまでに発展した。インターネットの膨大な情報量は、光ファイバ通信回線で国際間に運ばれている。 生徒たちには、一人一人に光ファイバが配られた。ファイバの一方から光を当てると、どんなに、曲げても、他方に光が届くことを実験した。 |